栽培している 西洋なし すもも かき くるみ いちじく

西洋なし

ラ・フランス (我が園の主力品種で一番たくさんあります 販売時期:10月中旬~11月末)
 今や西洋なしの代名詞となった「ラ・フランス」は、1864年頃、フランスのイーゼル県ビエン市において、クロード・ブランシェ氏が発見した品種。日本へは1903年、農商務省農事試験場園芸試験地に導入された。

 不格好で、荒れた肌の見た目からは想像できない、とろけるような甘さ、まろやかな味は『果物の女王』と称され、まさに味覚の芸術品です。


カリフォルニア (我が園で一番早い品種です 販売時期:9月中旬~9月末)
 カリフォルニア州立大学のウイリアム・グリッグス氏とベン・イワキリ氏が、1959年にマックス・レッド・バートレットとドゥワイエンヌ・ドゥ・コミスの交雑を行い、1968年に選抜、1975年に公表された品種。

 果実は大型で、赤い色と強い甘さが特徴、可食期になると果皮色が変化する。陽光面の赤い部分はより鮮やかに、緑の部分は黄色に変化する。

 

オーロラ (我が園でニ番に早い品種です 販売時期:9月中旬~10月上旬)
 オーロラは西洋なし早生種の中の有望品種。アメリカ、ニューヨーク州立農業試験場が、マリゲリット・マリーラと

バートレットの交雑実生(2つの品種をかけあわせて出来た種を撒いて育てたもの)から1950年に選抜し、1964年に

命名した品種。日本には1983年農林水産省果樹試験場(現・独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所)

が導入した。

 果実の大きさは300g~350g位であり、果皮は緑黄色に光沢のある茶褐色のサビ色がある。肉質は緻密で溶解性のメロンタイプ、果汁多く香気が強い。糖度は16度以上と高く食味は非常によい。

 

 

ゼネラル・レクラーク (我が園で三番目に販売される品種です 販売時期:9月末~10月末)

 パリ市近くのノーブロ苗木商会とアンジェにあるフランス国立農業試験場によって、1950年に発見された。両親は不明とされるが、恐らく、西洋なし品種ドゥワイエンヌ・ドゥ・コミスの自然交雑実生と思われる。
 複雑な甘みの中にやや酸味とコクのある味。果実は500gと大きく、
ほかの西洋なしに比べると果皮の茶色い果点が多いのが特徴。熟すと果皮が黄色くなり、特有の香りがします。

 

シルバーベル (一番遅い品種です 販売時期:11月上旬~11月末)

 1957年山形県農業試験場置賜分場で育成したラ・フランスの自然交配実生。
 超大型の果実で、甘味のほかに、酸味があるのが特徴。ベルのような形から命名された。可食期になると、やわらかくならないが、果皮色が、黄色に変化する。

 

ドゥアイエンヌ・デュ・コミス (試作品種なので極わずかです 販売時期:未定)
 1849年にフランスのアンジェで誕生した西洋梨です。「ドワイエネ・デュ・コミス」や「ドワイアンヌ・デュ・コミス」とも表記されます。日本には明治時代初期に導入されました。コミスは食味が優れているものの、栽培が難しいためあまり普及はせず、現在も生産量は多くありません。
 果重は250~350gくらいで、果皮は黄緑色。日に当たった面がうっすらと赤く染まることもあり、熟すと全体が黄色みがかった色になってきます。完熟したコミスは果汁が滴るほどジューシーでとろけるような舌触り。強い甘みと適度な酸味があり、鼻に抜ける芳香が風味により深みを与えています。

 

月味[つきみ] (試作品種なので極わずかです 販売時期:未定)

 山形県上山市、佐藤和美氏が西洋梨に興味を持ち、いろいろな品種の種を播種した中から選抜育成した品種である。

 果形は不正円形で多少サビのような縞が入る。果重は400g~450g位で大きく、食味はジューシーで石細胞も少なく、メルティングな果肉でとても良好。糖度は15~16度と高く、少酸度(PH3.5~4.0)で甘酸適和。追熟時に果皮の色が黄色っぽく変化するので可食期の判断がわかりやすい。


すもも貴陽

貴陽[きよう]
 山梨県南アルプス市(旧甲西町)高石鷹雄氏により1996年登録された。「太陽」の花粉親不明の交雑実生から選抜したもので、果実の外観が円、大果(200g程度)で果皮が紅色、果肉が淡黄色で、育成地(山梨県甲西町(現・南アルプス市))において7月下旬に成熟する中生種である。
 2012年世界一重いスモモ(323g)としてギネスブックに登録された。


柿[かき]

太秋[たいしゅう] (贈答用もあります)

 農林水産省果樹試験場安芸津支場(現果樹研究所ブドウ・カキ研究部)で育成された甘柿品種。平成6年8月に「太秋」と命名された。果実重が400g程度で「富有」よりふたまわり大きく、糖度は16~18度である。サクッとした独特の肉質を持ち、果汁が多く食味が極めて良い甘柿である。10月上旬、着色がまだ十分でなくても食味良好であり、この品種の肉質の特徴を堪能するにはこの頃に食するのが良い。果実の表面に条紋と呼ばれる細かな亀裂が発生しやすく、その発生程度は収穫時期が遅くなるほど大きくなる。また、着色の良い果実で条紋発生程度が大きくなる。しかし、条紋の発生した果実は明らかに糖度が高い。

 

すなみ (極少量です)

 甘柿。富有の大果枝変わり。富有の原産地、岐阜県巣南町(現・瑞穂市)で富有の枝変わりとして、発見された品種。1988年に品種登録される。大果で300~400gとなる。

 

甲州百目(甲州百匁)[こうしゅうひゃくめ] (枯露柿のほか、干し柿原料としても販売します。
 
渋柿。赤橙色の釣鐘のような形をした大きな品種で、名前の「百目」とは「百匁(ひゃくもんめ)」からついたといわれ、その通り100匁(375g)ほどの重さがあり、大きいものでは500gほどにもなる。
 甲州百目は古くから各地で作られていたため、呼び方も地域によってさまざま。福島県や宮城県では「蜂屋(はちや)」と呼ばれ、おもに「あんぽ柿」や「ころ柿(枯露柿)」に使用され、愛媛県では「富士柿」と呼ばれ、こちらはその多くが青果として出回っています。ちなみにこの富士柿という名前は、へたを下にして置いたときに富士山のシルエットに似ていることから付けられたそうです。また関西地方では「江戸柿」や「代白柿」とも呼ばれています。果汁が豊富でほどよいやわらかさがあり、マイルドな甘さが特徴。干し柿にすると糖度が高くなりこってりとした味わいになるため、あんぽ柿やころ柿にしたものも多く流通しています。


胡桃[くるみ]

笑[わらう]

 

 

 


無花果[いちじく]

桝井ドーフィン(左)、蓬莱柿(中)[現在栽培していません]、ビオレ・ソリエス(右)
桝井ドーフィン(左)、蓬莱柿(中)[現在栽培していません]、ビオレ・ソリエス(右)

桝井ドーフィン[ますいどーふぃん]

 

ビオレ・ソリエス